【NOが言えるようになる】
自己肯定感を高めるメリット№3 ~コミュニケーション能力の向上②~
自分を表現する、意志表示をするといった中で、
自身にとって最もレベルが高いことの一つに、
NOが言えるようになるというものがある。
皆さんの中でも、これほんと難しいよね~。
これができたら楽になる場面、結構あるのに・・・。
なんて思っておられる方ももしかしたら多いかもしれない。
(自己否定の塊だった頃の自身は、
ことが穏便に済むのであれば自分の気持ちなんて後回しにして、
進んでYESと言っていた。極端なことを言えば、
「NOを言う」という概念すら持っていなかったかもしれない💦)
自身がコミュニケーション能力が高いなと想う条件の一つに、
お互いに本音が言える関係性であるか?
ということがある。
別に、何でもかんでも本音で話そうね。ということではない。
相手への思いやりなど、理由があって敢えて話さないという選択肢もある
と捉えているからだ。
自身が、言いたいのは、
お互いにとって必要なことを本音で話せる関係性であるか?ということ。
その本音の中でも、
これを言えたらけっこコミュニケーション能力レベル上げてるんじゃない?!!
と想うことの1つがNOが言えるということなのである。
自身は自己否定が強かった頃、
自分の意見を人前で話すのが嫌いだった。
理由は、自分に自信がなかったり、
自分が自分のことを恥ずかしい存在だと想っていたから、
(恥ずかしい存在とは、自分は何処か逸脱して変わったところがあり、(変人?笑)
それがダメなこと、恥ずかしいこと、と想っていたことを指す。)
自分が変なことを言っているのではないか?
常識はずれなことを言っているんではないか?
頭悪いな~とか、考え幼稚だな~と想われるのではないか?
など、不安でいっぱいになるからだ。
例えば会議などで一番に発言を求められた時は、本当に本当に嫌だった。
誰かと似たような意見を言っておこうという手が使えないからだ。
過去の自身はこんな自身であったが、
自己肯定感が高まるのと比例して、
今では、だいぶNOが言えるようになってきた。
(それほど多くはないが💦)
NOが言えた
例として、先日あったことを紹介したい。
めちゃめちゃ若い後輩から
「この日、会議が入っちゃってるんですけど、
会議の時間中にやらなければならない仕事が別にあって、
その仕事、代わりにやってもらえませんか?」と依頼された。
同じ年ごろの同僚も手が空いていなかったらしく、
困りに困って、私に頼んできたようだった。
自身は無理すればできそうな仕事ではあったが、
自身もその日はスケジュールが混んでいて、
少し無理すればできるというレベルではなかった。
本当に困って頼んできた気持ちが伝わってくるし、
めっちゃ年上なのに助けてあげられないなんて、
なんか後輩をいじめているようで心苦しい。
だから、自分がめちゃくちゃ無理してその仕事を引き受けようとも想った。
しかし、ふと、「自分さえ無理すれば・・・」
この自己犠牲的考え方、お互いに良い事か?!!と自問した。
そして、勇気をもって、断った。
断って、罪悪感が湧いてきて、
自分ができなくても、他にできる人を探してあげればよかったかな~
とも想ったかが、それは彼が望んでいることではないし、
余計なお世話(境界線が低い行為)と想い、がまんした。
しばらく彼の様子を観ていたら、彼は別の人に相談して、
その別の人にも断られていたが、
たまたまその話を近くで聞いていた社歴も長いAさんが、
「そんなん自分がやってやる」と引き受けてくれ、
あっけなくことが解決していた。
もう一つ、その時はNOが言えなかったが、
後から対処した例も紹介しておきたい。
立場が上の人から、「〇〇しておいて!」と頼まれた。
立場が上という理由だけで、その時は「はい!」と即答し、
軽く引き受けた。
しかし、何故か心がもやもやする。
自身は自己認識、自己受容をモットーとしているため、
この心のモヤモヤは何なのか?を自問した。
そして、この〇〇は自分がすべきことではないという結論に達した。
本来自分がすべきでないことを引き受けてしまったことにモヤモヤしていたのだ。
自分がやるべきことではないと、後から気が付いたのもあるし、
そもそも、その時気付いたとしてもNOを言い辛い相手でもあったことから、
直接ではないが、後から自分は「〇〇」を断った。
ということで、自身もまだまだ道半ばだが、
相手が年上であっても、年下であっても、
目上の人であっても、後輩であっても、
お互いにNOが言える関係性(本音を言える関係性)を
創り上げていくことを心掛けていきたい。
人は一人では生きて行かれない。
だれかと関わりながら生きていくことの方が、
より楽しくて、喜びに満ちている。
その幸福感を知ってしまったからには、
自分の人生をそこへ導いていく必要がある。
そのための大きな力となるのが、自己肯定感なのである。
最後までお読みいただきありがとうございます。
2022年9月8日