【封印を解く】
【封印を解く】
半年以上、心にしまい込んでいたことがあった。
それは、敢えてしていた。
自分が解ってしていた。
相手がいることだから・・・。
私が行動することで、
これ以上相手を傷つけたくないと想ったからだ。
考えると、切なくて、切なくて、
とめどなく大粒の涙が溢れてきてしまうので、
考えないようにしていた。
封印していたのは、切ない想いだ。
自分の気持ちに正直に生きるためには、
その一方で、
大切なものを手放さなくてはならないこともある。
傷つけてしまうこともある。
その大切なものを手放してでも、
傷つけてしまっても、
自分の想う道を歩むことを決めた。
後悔はない。
しかし、切ない想いは、時間が経つとともに、
忘れるどころか、積る一方だった。
ひょんなきっかけから、
その封印を解くチャンスがきた。
非常に迷った。
迷ったが、溢れ出す想いを止めることができなかった。
勇気を出して、会いたいと伝えてみた。
そしたら、相手も、
私と同じだったというのだ。
どうしているのかな?
と時々心配になるけど、
泣けてくるから、考えないようにしていたと・・・。
逆に、私が行動に移さないでいたことが、
傷つけていたのかもしれない。
関係は切れても、血は繋がっていなくても、
心は、心は、ここまでに繋がっていた。
常識とか、遠慮とか、カッコつけとか、不安とか、
そんなものいらなかった。
ただ、ただ、心に従っていればよかった。
私とお母さんの今まで歩んできた長い長い年月は、
そんなに簡単に途切れるものではない。
自分の陰の部分、汚い部分も、全部全部見せてきた。
本音で付き合ってきた。
でもそれは全て愛だった。
酸いも甘いも味わってきた。
楽しい思い出、苦い思い出、全部ひっくるめて、
幸せだったなと心から想える。
そんな人との関係を断ち切るなんてできない。
常識が嫌いと言っておきながら、
常識にこだわり、おびえていた自分がいた。
そんな自分をどんどん手放していこう。
私の周囲にいる人は、寛容な人が多い。
もっともっと信じよう。
自分も、自分が信じると決めた人も・・・。
そして、その寛容さに感謝しよう。
いつも読んで頂いてありがとうございます。
2022年1月8日