【無意識に自己否定】
【無意識に自己否定】
仕事が、想うように上手く進まず、残業となった。
月に1度のこの仕事。
毎回、ほぼ同じことをやっているので、
本来なら30分ほどで済むのだが、
ちょっとした不具合が生じ、
レイアウトの微調整や、
計算式のチェックなどが必要となった。
お腹もすいてきて、
早く帰りたいなーと思いながら、
ひとつづつ、地道に作業をする。
そんな時、Aさんが声をかけてくれた。
Aさん:残業ですか?
私:そうなのよ。月に1回提出する資料作り。
Aさん:あーこの間言ってた、あの資料ですよね。
なにか上手くいかないんですか?
私:ここの所だけ変更したら、他の所にも影響出ちゃってね。
1つづつ、チェックして微調整しているの。
A:あー。イライラするやつですよねー。
なんか、いい方法ないですかね~。
そんな会話をし、いい方法の結論は出なかったが、
気遣ってくれたAさんの気持ちがありがたく、
お疲れモードの私に活力が湧く。
仕事を終え、帰宅し、ふとAさんとの会話を想い出す。
そして、「イライラするやつですよね~」
というフレーズが気になっている自分に気付く。
私、イライラしてたか?
そんな問いを自分に投げかける。
あ~、イライラしてたわ~。
ほんとは、お腹空いて、早く帰りたい!!
ってイライラしていたのに、
そしてそんな自分に一瞬気が付いたのに、
それを隠して、平常心装ってカッコつけてたわ~。
残業をしていた時の自分の姿を想い出し、
そんな自分がちょっと滑稽で笑いが込み上げてきた。
何カッコつけてたんだろう?!
心のどこかに、
「イライラしちゃいけない」
というビリーフがあるのだと想う。
だから、
イライラしている自分を隠す、見てみない振りする、
要するに自己否定してしまうんだろうな。
イライラする自分は確かにいるのに・・・。存在するのに・・・。
ネガティブな自分こそ気付いて、受け入れてあげる。
これが自身のモットーではないか!!
イライラは感情だから、そこに良いも悪いもない。
問題なのは、イライラを感じた後の対応だ。
その感情に気付かない振りして押し込めたり、
逆に、表現して、
周囲に嫌な雰囲気を与えたりすることに問題がある。
押し込めれば、ストレスが溜まり、心身に悪影響。
表現し、周囲を嫌な気分にさせるのは、
相手にも、自分にも悪影響を与える。
まずは、イライラしているんだなー。と
ジャッジをしないで受け入れる。
受け入れたうえでその後の行動を考える。
(例えば、気分転換するとか。今日はもうやめるとか。)
無意識に自己否定していた自分に気付かされる出来事であった(^^;)
きっかけをくれたAさんに感謝である。
今日観た、作家の本田健さんのYouTubeでこんな言葉が紹介されていた。
第597回 本田健の人生相談 ~Dear Ken~ 今日の名言より
全ての知識の拡大は、無意識を意識化することから生じる。フリードリヒ・ニーチェ
いつも読んで頂いてありがとうございます。
2022年1月7日