【自己嫌悪は向上心の裏返し】
【自己嫌悪は向上心の裏返し】
今、榎本博明著「自己肯定感という呪縛」
という本を読み進めている。
ここは大事!!という所を、
ノートに書き写しながら読んだり、
前章では、どんなこと書いてあったけ?
と確認しながら読んでいるため、
読むペースはゆっくりだが、
その分、身体への浸透感は高い。
そんな中、この考え方は使える!!
と想った箇所があったので、
ご紹介したい。
自己嫌悪の効用
という項目のところで書かれていたことである。
以下、「自己肯定感という呪縛」より。
『自己嫌悪し、重苦しい気分に押しつぶされそうになることもあるかもしれません。そんなときこそ、これは自分の中に強い向上心があるからだと自分に言い聞かせましょう。そうすることで気分は浮上し、前向きに頑張る力が湧いてくるはずです。』
この根拠として、前段にこんなことが書かれていた。
『たいして仕事ができていないのになぜか自信満々な人がいるのに対して、仕事で成果を出しているのに何故か自信なさそうな人もいて、周囲の人たちが首をかしげることがあります。その理由の一つに、前者は下方比較をするクセがあり、後者は上方比較するクセがある、と言うことが挙げられます。下方比較というのは、自分より劣る人と比べることを指します。【中略】成果が出せなかったり、失敗が続いたりして、自己肯定感が低下しそうなとき、自分より劣った人物と比較することで、気持ちの落ち込みを防ぎ、自己肯定感の維持を図る。それが下方比較の効用であり、ひどく傷ついたときの一時的な対処法としては有効ですが、これにばかり頼っていると、成長路線からいつの間にかそれていってしまいます。【中略】一方、上方比較というのは、自分より優れた人と比べることを指します。【中略】自分より優れた人と比較することで、「自分は、まだまだだ」といった思いに馳せられ、優れた人を意識するたびに、「もっと頑張らないと」と思わざるを得ないため、適切に活用すれば、向上心を燃やし続けることができます。上方比較には向上心を刺激する効果があります。ほんとうに仕事ができる人、あるいは「できる人」になるための成長軌道に乗っている人は、無意識のうちに上方比較をしているものです。【中略】自分より上の人と比べて「自分はダメだ」と自己嫌悪に陥る人がいますが、自分が無意識のうちに上方比較をしていることに意識を向けるべきでしょう。それは、モチベーションが高い証拠です。』
目からうろこだった。
自己嫌悪に陥ることはダメなことだと想っていた。
自分は、自己嫌悪に陥りやすいタイプだということは自覚していた。
自分のできなさ加減に打ちひしがれることはしょっちゅうだ。
ただ、上方比較をしていたという自覚はほとんど無かったし、
(自覚がある時もある。例えば自身のブログ
【意外なところからネガティブ感情を知る】で記載したように)
向上心の裏返しだということも知らなかったため、
その重たい気持ちを長く引きづってしまったり、
その重たい気持ちのまま、行動を変えようとしていた。
しかし、
自己嫌悪は向上心の裏返し
と言うことを知り、
自己嫌悪はダメという固定観念を手放せそうだ。
向上心を持っている自分を、否定する理由が無いからだ。
むしろ、そんな自分を応援したい。
今度、自己嫌悪に陥った時、
軽やかな気持ちに切り替えて、
成長のための一歩を踏み出せそうだ(^^♪
いつも読んで頂いてありがとうございます。
2022年1月9日