【感情を味わう】
【感情を味わう】
昨日の投稿にも書いたが、
50年近く生き、人生の終わりを意識するようになった今、
残された時間をより大切に有意義に使いたい、
そんな想いが強くなった。
そのために、まだまだ道半ばどころか駆け出しなのだが、
マインドフルネスを心掛け、「今に集中する」ということに、
少しづつ意識を向けるようにしている。
マインドフルネスにはいろんな効果があるのだが、
私がマインドフルネスを心掛ける主な目的は2つだ。
日常の些細なことから幸福感を得ることと、
物事に集中して取り組むことで時間を有効活用するためだ。
しかし今日は、仕事から帰り、家事をしていても、
会社であったうれしい出来事がよみがえってきて集中できない。
ただでさえ、残業で帰宅が遅かったのに、
家事をやる時間がどんどん押していく。
敢えて家事から離れ、深呼吸し、ソファーに座って考えてみた。
感情のマネジメントを学ぶ中で、最近気付いたことがある。
私がなかなか切り替えられない感情の中に
「高揚感」があるということだ。
今まさに、会社であったうれしい出来ことに対して、
高ぶる想いが次から次へと湧き上がってきて、
切り替えができない。
そんな状況に陥っていることに気が付いた。
そこで、会社であったうれしい出来事が起きた時の自分を振り返ってみた。
もうめちゃくちゃうれしくて、どきどきして、わくわくして、
”やったー!”と飛び跳ねたいくらい気持ちが高ぶっていたのに、
さすがに職場で大声を上げジャンプするということはできないし、
ちょっとカッコつける自分もいて、理性でその感情を抑え、
平常心を装った自分の姿が観えてきた。
これだ!あの時抑えた感情が今湧き上がってきているのだ!
その時表現できなかった、表現しなかった感情を思い出して、
思いっきり味わってみた。
めちゃくちゃうれしかったなー。
めちゃくちゃどきどきしたなー。
めちゃくちゃわくわくしたなー。
ほんとにほんとにうれしかったなー。
体じゅうで思いっきり味わった。
そしてその感情を宇宙へ解き放った。
すっきり!!
プラスな感情、マイナスな感情、どちらにしても、
やむを得ず感情を表現できないという場面は往々にしてある。
しかし、その感情が後になって、何らかの不具合を生じるのであれば、
後からでもいいので、しっかり味わってあげることが大事なんだな。
そう実感したできごとであった。
2021年2月19日