【情報の聞きかじり】

【情報の聞きかじり】

自身がかつて、うつだったころを思い返し、

うつになった大きな原因の一つに、

自己否定があったと捉えている。

何故、自己否定してしまったのか？

その原因はさまざまであるが、

マイメンターが配信してくださった動画のある内容がヒントになり、

あの頃の私が、心身のバランスを崩した大きな原因の一つに、

「ポジティブでなければならない」

「ポジティブが良くて、ネガティブが悪い。」

と想っていたからだったのではないか？

ということに気付かせてもらった。

私の記憶が確かならば、

私が学生の頃（20歳くらいまでの頃）

すなわち30年より前まで、

ポジティブ、ネガティブという言葉は、

あまり世の中で使われていなかった気がする。

少なくとも自身は、そういう言葉を使っていなかった。

しかし、いつからか、

ポジティブ、ネガティブという言葉が、

一般的に使われるようになり、

なんとなく自身もその言葉を使うようになっていた。

この「何となく」が今から想うと、

非常に危険であったのだと想う。

「ポジティブでなければならない」

「ポジティブが良くて、ネガティブが悪い。」

という考えが自身の中で定着したのは、

当時はほとんど自己啓発本などを読まなかったし、

情報は主にTVや、身近な人が発している言葉で得ていたから、

何となく耳に入ってきた情報を鵜呑みにしてしまったことから

来ていると想う。

そして、深く理解しようともせず、

自身の中で納得感も得ていないのに、

自身の思い込み（信念）としてしまったのだ。

これは非合理的な信念であったと今ならわかる。

「ポジティブでなければならない」

「ポジティブが良くて、ネガティブが悪い。」

この思い込みが根底にあると、

ネガティブな自分を責めたり、

表に出さないように抑圧したり、

ネガティブな自分の存在を否定したりしてしまっていたからだ。

人間なんだから、ネガティブな部分だってあるのに・・・。

うつが酷くて、1日の大半をネガティブな感情で過ごしていた時なんて、

自分の存在価値が見い出せなかった。

人は、無条件で存在していいのに・・・。

情報の聞きかじりが、

人生を大きく狂わせてしまうこともあるのではないか？

情報があふれる現代だからこそ、

より一層情報の取捨選択が必要となってくるのではないか？

沢山の情報が得られることにはメリットもいっぱいある。

それ自体は、自身としてはありがたいしうれしい。

だが、危険性も含まれるということも意識しないといけないと感じる。

かつての自分がそうだったように・・・。

例えば、エビデンスがある情報であるとか、

聞きかじりの情報はちゃんと自分の中で理解したり、

納得感が得られるまでは安易に鵜呑みにしないとか。

自分の中で、判断基準を設けたりして、

取捨選択を意識すること、

これを心掛けていきたいと感じるのであった。

最後までお読みいただきありがとうございます。

2022年7月14日