【人間ウォッチングで自分ウォッチング】
【人間ウォッチングで自分ウォッチング】
うつが治り、うれしいことは沢山あるのだが、
その中の一つに、
他者に興味が持てるようになったことがある。
よーく記憶をたどると、
私は昔から、人に興味があった。
子供のころ、読書はあまり好きな方ではなかったのだが、
伝記であるとか、例えば、アンネの日記や、窓際のとっとちゃんなど、
ある一人の人物像が映し出されたものは、
比較的多く読んでいた記憶がある。
しかし、そんな私も、うつが極度に酷い時は、
他者に興味がなくなった。
というか、自分が生きるのに精いっぱいで、
そんな余裕がなかった気がする。
うつがそこまでひどくない時期は、
トーク番組は好きで観ていたが、
(例えば徹子の部屋など・・・)
その頃の私は、ゲストの素晴らしい考え方や生き方と
ちっぽけな自分の生き方を比較してしまい、
更に自己否定感を募らせるという悪循環にはまっていた時期もあった。
(当時はそれが自己否定だという自覚がなかったし、
自己否定が心身に害を及ぼすということもわかってなかったので、
毎日録画してみていた💦)
もう一つうれしいことがある。
他人と自分を比較して、
「自分のできない所を責める、卑下する」ということが
めちゃくちゃ減ったことだ。
これはうつが治ってというより、
自己受容を整えることを学んだお陰で、
得られたことであるのかもしれない。
そうなったことで、最近楽しめているな~と感じることは、
人間ウォッチングである。
今、自身は「他者と自分との境界線」に興味がある。
境界線が低いと、相手の心の中に、
気付かずに入ってしまうことがあるということを
学んだからだ。
場合によっては、悪気ないのに、気付かずに、
相手に不快な思いをさせたり、傷つけてしまうこともある。
それを知った時、自身はそれをしたくないと想った。
きっと今までは知らない所でやってきてしまっていると想う。
境界線を引くためには、
先ずは境界線が観えるようにならねばならない。
その意識が、無意識に働いていたのだろう。
マイメンターから学んだことや
最近読んだ本から得た知識を基に、
その登場人物の境界線の高低を検証したり、
その結果どうなるのかに興味関心を持って観ている
自分に気が付く。
自分を客観視することはなかなか難しいが、
他人のことは観える。
ドラマや動画の登場人物を観察することにより、
その人の考え方、その時の状況などで、
境界線の高低は変わるということは、なんとなく掴めてきた。
これを自分にもあてはめてみたい。
きっと、自分にも心当たりのある言動が見つかると想う。
現にある。
最後までお読みいただきありがとうございます。
2022年7月26日