【ネガティブケイパビリティ】
【ネガティブケイパビリティ】
皆さんは、ネガティブケイパビリティという言葉
ご存じでしょうか?
私ははじめて聴く言葉であった。
何故この言葉を知ったか?
私が公認インストラクターとして所属している
一般社団法人MindLaboでは、
マイメンターでもある社団代表が、
1カ月に1度、受講者様向けに動画を配信しているのだが、
昨日アップされた動画のテーマが
ネガティブケイパビリティであったのだ。
ネガティブケイパビリティという概念を伝えるにあたり、
Book Report For Mindと題し、
帚木蓬生著
ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力
を参考文献として紹介することで、動画が構成されていた。
動画の内容を簡単に説明すると、
ネガティブ・ケイパビリティとは、
本のサブタイトル通り、
答えの出ない事態に耐える力
であり、
コロナの影響などで、不安を抱えながら、
不確実性の高い環境や状況である現在を生きるうえで、
必要な力となっているのでは?
と言うことを伝えていると自身は捉えている。
人は脳科学的に、
目の前に分からないことがあると不安になるのだそうだ。
そして、分からないものに対して、
ともかく何でも分かろうとする傾向性があるらしい。
しかし、分かろうとしても分からないケースは多々ある。
そういった時、
分からないことを分からないまま、宙ぶらりんの
どうしようもない状態でいること、
そして、その経験を重ねることが必要だとのこと。
わー。一昨日の私に対するメッセージ?!
というようなジャストなタイミングであった。
実は先日、焦って、「失敗してしまったな~」と
後から悔やみ、自己嫌悪に陥ったことがあった。
私は3月~新しい仕事を2つ担当することになった。
その仕事というのが、どれぐらいの仕事量なのか?
私にはどれくらい時間がかかるのか?
ほとんど見当がつかず不安になっていた。
まさに、分からないことに対して不安になっている状態だ。
そして、焦って、やりながら徐々に覚えていったって、
遅くないような内容のことまで、
やる前から、分からせようと、
その仕事に関する知識が多い人に沢山質問を投げかけてしまった。
気が付くと、めちゃくちゃ時間が経っている。
やばい、焦りすぎて、相手のこととか時間とか配慮できなかった💦
と気付いた時にはもう遅く、自己嫌悪。
この時の不安解消を、ぐっとこらえ、
分かりたい気持ちをそのままストレートにおしするめるのではなく、
一旦冷静になって、
今わからなきゃいけないこと、
やっていくうちに分かって行けばいい事、
を選別するなどのステップを踏む必要があったのだなと反省。
ネガティブケイパビリティ