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うつからのキセキ☆

【感情を大事に】

【感情を大事に】

朝、Aさんのある行為に非常に腹が立った。

朝からあんな態度とるなんて信じられない!!

ほんと朝から気分悪いわ~!!

 

しかし、そんなことで、気分悪く過ごすのも、

それはそれでしゃくだし、

自分の本意でもないから、

気分転換して、一旦その怒りの感情をしまい込む。

その時に、自身に約束した。

この怒りは、ちゃんと内省の時間をとって、

向き合ってあげるからね。と。

自分への我慢はさせたくないからだ。

 

ラッキーなことに、

その日は仕事が忙しく、

朝の気分悪い出来事のことなんて、

すっかり忘れ去るぐらい、

充実した仕事内容だった。

 

昼休みになった。

私は、一人で昼休憩をとっている。

自分との約束通り、

一旦しまい込んだ怒りの感情と向き合うことにした。

紙とペンを取り出し、

まずは朝のできごとの相手への、怒りの気持ちを、

思う存分紙に書き出す。

誰にも見せないことが前提なので、

ちょっと乱暴な言葉も使って

思いっきり吐き出す(^^;)

そして、その怒りの重みを掌で感じ、

宙に解き放つ。

あーすっきりした。

 

まずは自分をすっきりさせてあげること。

これを優先させている。

そうでないと、

自分のもっと奥底で感じている感情に気付けないからだ。

 

そして、この後が肝心なのだ。

怒りの感情は相手が対象だ。

自分の内側に意識を向けた時、

この怒りの感情は何処から来ているのだろう?

ここをきちんと観る必要がある。

そこを大事にしている。

何故なら、

自分自身をより一層知ることができるし、

そこを紐解いておかないと、

また同じような事象が起こった時、

同じように怒りの感情を味わうことになるからだ。

 

私の場合だが、大抵、怒りの底には、

寂しさや、がっがり、という感情が潜んでいることが多い。

今回もそれにあたりそうだ。

 

私が抱いていたAさんへの印象は非常に良かった。

人当たりはやわらかく、その反面、

先回りして仕事ができる人だし、

頭も切れるし・・・。

私はAさんに対して好感を持っていたのに、

そんなAさんから、冷たい態度をとられ、

寂しかったんだなー。

そして、そんな冷たい態度をとるAさんに

がっかりしたんだなー。

そんな自分に気が付いた。

 

マイメンターが言っていた、

陽の中の陰を観ていなかったんだなー。

作家の本田健さんが言っていた、

ポジディブな面もネガティブな面も両方観る

できていなかったんだなー。

と自身を振り返る。

 

怒りを感じた時、

もう一つ大事にしていることがある。

相手に対するイラっは、

自分の中にも存在するかもしれないという視点。

あんな態度をとったら、相手が傷つくでしょ。

っていくことを敢えてしていないつもりだ。

しかし、無意識でやってしまっていることもあるかもしれない。

今回のAさんの行為は、

無意識なのか意識的にやったのか真実はわからない。

でも、どちらにしても、

相手が傷ついたり、気分を害すことには変わりはない。

少なくとも私は気分を害した。

でも、無意識で私も誰かを嫌な気持ちにさせてしまっていることがあるかもと

考えると、

Aさんのことをそこまで責められないなという気持ちにもなるのである。

 

2021年12月8日