【本文以外から得られるもの】
~日常から得た気付き~
半年ほど前に読んだ、
浅田すぐる著「紙1枚!」読書法(SB Creative)
がきっかけで、本を読む順番が変わった。
それは、
表紙、裏表紙、作者のプロフィール、
まえがき、あとがき、目次と言ったように、
本文以外のところを読んでから、本文に移るという順番だ。
これはプレビューと呼ばれる手法で、
本の雰囲気を掴み、本との親近感を得ることが目的とのことだ。
「本の雰囲気を掴み、親近感を得ることを目的としていたんだ~」
と今、上記本を本棚から取り出し、内容を再確認して改めて気が付いた。
そして、納得もしている。
正直、目的を意識して、このプレビューという方法をやってきたのではない。
ただ作者の浅田さんがこの方法を推奨されていたから、
きっと良い方法なんだろうな。とあまり深く考えず、
半年間これをやりつづけ、気が付いたら習慣化されていたのであるが、
確かに、
読者が何故この本を書いたのか?
伝えたいことは何か?
この本にかける情熱や想いなどが観えてきて、
作者や本に対する親近感が湧く。
経験はものを言う。
やってみて、腑に落とせることってすごく気持ちがいい。
今、
ネドラ・グローバー・タワブ著 山内めぐみ訳
「心の境界線」学研プラス
を読み始めている。
こちらも、本文以外のところから読んでいる。
こちらの本、厚さ2.5㎝、ページ数461ページと辞書まではいかないが、
やや厚め。且つ、1ページ内の文字数が結構多い。(気がする)
その理由が、本文以外のところを読んでわかった。
著者の、
境界線の重要性を伝えたい。
そして、
境界線の引き方を伝えたい。
という情熱だ。
その先にある、読者のメリットも観ているのであろう。
そして、最後の「謝辞」に書かれている、
様々な人への感謝の言葉からお人柄もうかがえる。
それだけでも、この本早く読みたい!!と想うのであるが、
更に、プロローグのところに、
自身が今抱いている気持ちを払拭してくれることが本文に書かれているんだろうな。
という内容が書かれていた。
自身は、
「境界線は自己尊重と他者尊重」と頭では解っているけれど、
境界線を引くことがなんか冷たい事のように思えたり、
罪悪感を感じたりもするという想いを抱いている。
だから、この本のタイトルに惹かれたのもある。
著者もそういった経験を乗り越えたり、
今も日々そういうことと向き合っているからこそ、
この本を書かれているんだなということがわかることが書かれていた。
まだ本文は一切読んでいないが、
期待感高まる本である。
最後までお読みいただきありがとうございます。
2022年10月6日