【負の感情から自己認知①】
【負の感情から自己認知①】
ここの所天気が不安定で、
突然、激しい雨が降り出すことがしばしばある。
17:00。
退社しようとタイムカードを押したと同時に、
地面をたたきつけるような雨が降り出した。
傘をさしても、ずぶ濡れになるのは容易にわかった。
しばらく事務所の席で雨が弱まるのを待っていよう。
スマホでもみていようかな?と想ったか、
タイムカードをついた後なら、
誰かと話をしていても良いよなと想い、
普段あまりコミュニケーションを取りずらい、
職場の若い子に声をかけ、雑談を始めた。
その後輩は、
私の話に、相づちを打ったり、質問してくれたり、
とにかく上手に話を聴いてくださるので、
ものすごく楽しくなってきて、
次第に自分のトークが加速し、
それに比例して高揚感も増していった。
気付いたら、30分近く話していた。
「やっちゃった」
負の感情が湧き上がってくる。
感じた高揚感と同じくらい、
またはそれ以上に負の感情が湧き上がってくる。
①相手のプライベートの時間を
奪ってしまったことへの申し訳なさ。(罪悪感)
②楽しそうに聴いてくださってはいたが、
もしかしたら無理に付き合ってくれていたのではないか?
という不安。
③高揚感が抑えられなかった悔しさ。
何故、このような負の感情が現れるのか?
自分の内側を覗いてみる。
①②に関しては、
笑顔で対応してくださってはいるが、
私との会話が楽しい、
私と時間を共有することを快い、
と感じてくれてないのでは?と
相手を信じ切れていない気持ち。
この気持ちは何処から来るか?
自己不信、自己卑下だ。
「こんなおばさんの話聞くのって、
今の子にとって楽しいはずがない。
気を使ってくれているに違いない。
私なんかと話すの、
楽しめてないに決まってる。」
私の中に、
私なんかに、今の子を楽しませることができるわけない
という自己不信。
「こんなおばさん」と自己卑下してしまっている自分。
(自分のことおばさんなんて普段は絶対言わないのに)
そんな自分の存在に気が付いた。
OH。久しぶりに出てきたね。
いたね。いたね。自己不信。自己卑下の自分。
若い子と話すのなんか苦手って想ってたけど、
きっとこの自分がいたからだね。
自分は「皆から好かれたい」人だから、
こんな自分がいてもある意味仕方ない。
自己不信。自己卑下。の自分を受容する。
先ずはこれができたことが大きいな。
次回へつづく
2021年6月17日