【なんでも聴く気になれば!】
~日常から得た気付き~
自身は一般企業に勤めながら、
数年前から、マインドセット(心のづくり)を
伝えるインストラクターとしても活動している。
インストラクターになって、様々な経験、学び、気付きを得た。
そして、やっていてよかったな~と想うことが多々あるのだが、
その中の1つに、「講師の立場での観点が増えた」ということがある。
自身が勤める会社では、月に1回全社員対象に、
何らかの講習会を開いてくれる。
講習会のテーマはその時々違って、
例えば、交通安全に関することであったり、自社製品のことであったり・・・。
テーマによっては、自身には直接はあまり関係のない内容だったりもする。
今回の講習会のテーマが、まさにそれだった。
しかし、インストラクターになる前の自身であれば、
わざわざ残業時間に講習会を開いてくれる会社に対しての感謝の気持ちがあったから、
メモをとったりしながら、真面目には聴いていたものの、
その直接は関係しない内容の講習会をどう自分に活用できるか?
という観点をもって聴いていなかったため、
ただ、難しかったな~で終わってしまっていたようなことが多々あった。
しかし、インストラクターになったころからは、
「どんなに短い時間の講座であっても、
講師の方は必ずその講座にかかる時間の何倍も準備してくださっているはずだ。
受講者として、何でもいいから、学びを得て、それを活用することが、
講師が一番うれしい事なのではないか?」と考えるようになり、
今回の講習会もそんなスタンスで聴いていた。
今回の講座は、電気に関すること。
機械の点検や修理の時に、配電盤を空ける作業を伴う人向けの講座だった。
最後に少し、一般家庭でのアースの重要性についても盛り込んでくださったので、
そこの部分は私も非常に役にたったが、今回の講座のメインは、
ほぼ電気工事の危険性についての内容だったため自身の職務には直接関係はなかった。
しかし、電気工事に関わらず、全ての仕事に共通する大切なことを、
沢山言っているな~。と想い、
この言葉は、自身の仕事、仕事に向かう心構え、姿勢、
こういったことを振り返るにも活用できるな~ということを
メモしていったら結構沢山のメモが残っていてびっくりだった。
その中でも一番印象に残っていることを共有したい。(自身の言葉でまとめたもの)
「電気工事で人的に起こる災害や事故を防ぐには、ルールを守ることが必須。
ルールがあるのに何故ルールを守らないか?守れないか?その理由の一つに、
そのルールが何故存在するのか?その意図までしっかり理解していないから、
本当に自分が納得してルールを守ろう!!という意識になっていなから。と言える。
know-howも大事だが、know-whyもさらに重要で、
ルールを守る方法以前に、何故ルールがあるのか?何故ルールを守らなければならないのか?ルールを守るメリット。ルールを守らないデメリット。などを深く理解して、
そのルールを守る!という1人1人の自覚が大切。そして全体の共通認識も重要だ。」
これは、電気工事に関わらず、どんな仕事にも当てはまることではないだろうか?
この講習会を終えた後、帰宅し、いつものようにYouTubeを立ち上げた。
デフォルト画面にでた、脳科学者茂木健一郎さんの動画が気になり拝見。
茂木さん曰く、仕事ができる人の定義は、
「チームで仕事ができること」これが最低限必要だとのこと。
先ほどの講習会で得た学びとリンクする。
何故仕事や職場には決まりやルールがあるのか?
まずそもそも、一人で仕事をしているわけではないから。
チームで仕事をするためには、ルールが必要で、
それにケガなどの危険が伴うというのであればさらに重要で、
チームで働くためにはルールを守ることを軽んじてはいけない。
もしそのルールに疑問を持つのであれば、
きちんと理解するまでWHYを追求する、
または、そのルールは納得できませんと訴えるなど、
きちんとそのルールと向き合わなければならない。
と想った。
今回の講習会は、
自身の仕事に向かう姿勢を振り返るきっかけになり、
そして、チームで働くための最低限のマナーを知る
いいきっかけにもなった。
なんでも本気で聴く気になれば、
自分に必要な学びは得られるものなのだな。
最後までお読みいただきありがとうございます。
2022年10月1日