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【さぼる人の役割】

【さぼる人の役割】

天外伺朗著「自己否定感」恐れと不安からの解放(内外出版社

の中で紹介されていた、

アメリカのハリソン・オーウェンが開発した創発的対話の手法

OST(オープン・スペース・テクノロジー)。

 

これを知ったことで、

さぼる人(←極端な言い方)にも

役割があることを知り、

しゃべってお茶ばっかり飲んでいる同僚に内心怒りの炎を燃やしていた、

若かりし頃の自分や、

今も日によってだが、仕事中気分転換の回数・時間が多くなってしまって

罪悪感を抱く自分を振り返り、

そこまで、感情的になる必要がなかったんだな。

と言うことに気が付く。

 

上記の本に書かれていたOSTに関する内容をまとめると以下の通りだ。

「例えば企業で大きなプロジェクトを始める時、最初にプロジェクト参加者が討議したい議題を自由に提案し、複数の議題が同時進行します。参加者には、一切の縛りがなく、どこの討議に参加してもいいし、参加しなくてもいい。お茶を飲んでいてもいい。一つの場所にずっといて討議し続けてもいい。そこで起きる現象が、退屈な討議の場からはどんどん参加者が減るという自然淘汰であったり、逆に残った人は関心が高いので熱い討議の場になったり。

ここで、推奨されるのが、蜂と蝶。

蜂というのは、討議から討議へ自由に飛び回る人。蜂が飛び交うことにより、異なる討議の横方向の情報交換が推進されるのが理由。容易に納得いく理由。

蝶というのは、どの討議にも参加せず、お茶を飲んだりしてゆったりしている人。

何故、お茶を飲んでゆったりしている人が推奨されるのか?

「ああ、ここは本当に安心安全な場なんだ。自主性が完全に保証されているんだ。」

と他の参加者に、無意識に伝えることができることが理由。

安全が保障されると、人はありのままの自分を表現できるから、より創造性の高い討議となるという効果がある。」

 

私の過去の職場や現在の職場で、

OSTを取り入れているわけではないので、

さぼる人を100%推奨するという意味ではないが、

視点を変えると、確かに、お茶ばっかり飲んでいる人がいてくれれば、

自分も気分転換しやすかったり、職場の雰囲気もゆるむ。

逆に、蝶の存在がいなかったら、張り詰めた空気の中、

仕事をしなければならない。息が詰まりそうだ。

 

 

視点が変わることで、ちょっと気が楽になると同時に、

これからの時代は、

OSTが当たり前の時代になるという期待感にも、

明るい気持ちになるのであった。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

2022年2月6日