【心の声と頭の声①】
【心の声と頭の声①】
あなたは心の声を聴いた経験をお持ちですか?
私にはある。
恐らく皆さんもあると想う。
あるんだけれども、
自覚がない場合があると想う。
かつての私がそうだったように・・・。
人生の大きなターニングポイントを振り返った時、
あーあの時の決断は、
体裁を整えるために思考(頭の声)でしてたな。
利益やメリットのために思考(頭の声)でしてたな。
という決断が大半だったなーと想う。
そんな決断をした時の結果というのはどうであったか?
強制的にストップがかかるような出来事
が起こっていたように想う。
私の場合は、特に病気が多かった。
一番印象に残っているのが、
原因不明の微熱が続き、
資格を取るために通っていた訓練校を
退学せざる負えなくなったことだ。
その訓練校というは、40代前半に通っていた、
電気工事士の資格を取るための訓練校だ。
私は、30代前半の頃から、漠然と、
下の子が中学に上がるのを機に正社員となる!!
という強い信念をもっていた。
だが、特にこれをやりたい!!という職業がなかった。
だから、
理系の短大を出たからとか、
若い頃してた仕事を活かせそうとか、
資格があった方が長く働けそうとか、
そういう理由で、訓練校に入った。
しかし、20年前の知識や経験を想い出すのがやっとで、
新しい知識や技術を覚えるのが正直ハードだったし、
楽しいとか夢中になれるとかいう感覚は無かった。
恐らく心は「なんか違う!!」
と感じていたのであろうが、
すぐ辞めたらかっこ悪いとか、
自分には能力があるはずだとか、
変なプライドが先に立ち、
心の声をかき消したのだと想う。
その抑圧が体調不良として現れたのだと想う。
心の声を聴かず、頭の声だけに頼った結果だ。
訓練校を辞めたら、自然と熱も治まった。
私はなにも、
頭の声を聴くのが悪いと言っているわけではない。
気の赴くまま、感情の赴くまま、
に行動していたら、社会性が保たれない。
ただ私がここで伝えたいのは、
これは心の声なのか、頭の声なのかを自覚すること、
この場面では、心の声、頭の声、どちらを優先すべきなのか?
と言うことを、自覚する必要があるということ、
一言でまとめると
心の声と頭の声を区別すること
これが大切なのではないか?!と言うことなのだ。
次回へつづく
2021年11月16日