【失言から学ぶ】
【失言から学ぶ】
「大丈夫?」
仕事を頼んだ後輩に対して、
私が発した言葉である。
頼んだ仕事の進捗状況を観て、
私が想っていたよりも進んでいなかったため、
とっさに出た言葉だった。
(いつものAさんだったら
もっと進んでいるはずなのに・・・。)
続けて、
「無理しないでね。
できそうも無かったら言ってね。」
とも言った。
真面目で、素直で、向上心も強いAさん。
「はい」と笑顔では答えてくれたのだが、
一瞬、怪訝そうな表情をしたのを私は見逃さなかった。
まずい、私なんか気に障ること言っちゃたかなー。
心で想った。
発した言葉はこの二つだから、
この二つに間違いない。
「大丈夫?」
「無理しないでね。
できそうも無かったら言ってね。」
一見、親切そうなこの言葉。
はっとした。
わたしの、不安や心配をぶつけているだけの言葉ではないか!!
冷静に考えたら、
できそうもない仕事だったら引き受けないだろうし、
途中で「やっぱ無理そう」ってなったら、声を上げるだろうし、
Aさんも、色々仕事を任されるようになってきているんだから、
優先順位を考えて仕事を進めている可能性が極めて高い。
失礼なことを言ってしまった。
やっちゃったなー。
なんで、もっとAさんを信じてあげられなかったんだろう!!
自分を責める自分・・・。
自分を責めても解決はできない。
自分を傷付け、気が滅入るだけた。
自分はどうするが良かったか?
自分はこれからどうするが良いか?
まずは、
仕事を依頼する相手を信頼する。
もし、不安や心配があるなら、
最初に、
「無理しないでね。
できそうも無かったら言ってね。」
と伝えておく。
次回から気をつけよう!!
言い訳なのだが、
私は自身の人生のおいて、
後輩に仕事を頼むという
シチュエーションがあまり無かった。
だから、仕事の依頼の仕方については初心者なのだ。
今から学んでいこう!!
今が学ぶ機会なんだよ~。
優しい声が聴こえてきた。
2021年9月23日