【父の偉大さ】

【父の偉大さ】

私の父は、79歳だ。

大工一筋65年、

今でもオファーがある時だけ、

仕事をしている。

数年前から人工透析をしている。

週に3日は午後半日、

透析に時間を費やさなければならない。

そんな中、私の引っ越し先へ赴いては、

私の要望に応え色々なことをやってくれる。

私が要望しなくてもこれはやっておいた方が良い

と想うことはやってくれてあることもある。

しかも迅速かつ丁寧だ。

父がやってくれたことは、

・仕事用デスクの作成

・フローリングのコーティング

・ブラインドの取り付け

・私がネットで購入した家具や棚の組み立て

　（今のところ7個）

・私が要望する場所への棚板やリモコン受けの取り付け

・庭の砕石敷き

・庭の除草

これらのことをすべて業者さんに頼んだら、

どれだけ費用が掛かるかわからない。

費用のことも感謝なのだが、

何より一番感謝なのは、

透析と仕事の合間を縫って、

腎臓病という病気を抱えながら

ここまでの時間と労力を

私のためにかけてくれていることだ。

しかも文句ひとつ言わず

私が要望したことを、

「わかった」と言って、

ただ淡々とこなしていくだけなのである。

娘のためにできるだけのことはしてあげたい

娘が望むこと全てをやってあげたい

そんな想いがひしひしと伝わってくる。

私にも2人の息子がいるから、

子供のために色々とやってあげたい気持ちはわかる。

しかし、ここまでの愛情を彼らに与えることができるだろうか？

父は偉大だ。

こんな父の娘に生まれてきて本当に良かった。

そして私も、父を目標に人生を全うしたい。

80歳までは働くぞ！！

息子とたちに無償の愛を与えられるようになるぞ！！

そのために、もっともっと心を磨かないといけないな！

2021年5月2日