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【吉田松陰の偉大さを知る】

~25年前の自身には感じられなかったこと~

約25年前。自身の結婚が決まり、

結婚したらなかなか二人で旅行する機会もなくなるだろうから・・・

という理由で、母と2人旅を計画した。

結果、あれ以来、母との2人旅はしていないので、

あの旅行を決行したのは本当に本当に良かったと想う。

 

旅行の行先は、京都。

「やっぱ京都だよね!!!」2人の意見が合って、

即決だったと記憶している。

早速、旅行会社のツアーに申し込んだ。

平日も含んでいたため、

お互いの職場に休暇届を出し、準備万端。

ツアー会社から旅行日程が郵送で送られてくるのを、

今か今かと待ちわびていた。

しかし、ツアー1週間前になっても日程表が届かない。

人気の京都ツアーだから、

人数不足で不催行になることは無いだろうし、

「おかしいよね~」ということになり、ツアー会社にTEL。

すぐに確認してくれて、

「ずいぶん前に郵送していますよ~」と・・・。

「え~!!!」びっくりだった。

さらにびっくりだったのが、

旅行日程に添付されている振込用紙でお金を振り込んで、

正式申し込みだったため、

もうそのツアーは満席になってしまったというのだ。

せっかく、二人で休みを合わせたのに、

そんなことってある~😢

本当に楽しみにしていたので、

毎日毎日郵便受けを見ていたから、

旅行会社からの郵便物が届いてなかったのはほぼ間違えない。

(もしかしたら郵便事故だった可能性もあるが・・・)

お互い休みも採ってしまったし、郵便受けも毎日観ていたから、

多分届いていないという旨を伝えると、

ツアー会社さんが、まだ空きがある同じ日程の

萩・津和野ツアーを提案してくれた。

京都ツアーより、価格が高かったが、

旅行会社さんのご厚意で、京都ツアーと同料金で参加できることとなった。

正直、萩・津和野には、当時はさほど興味がなかったし、

やはり、京都を満喫したい気持ちが大きかったので、

ちょっと残念だったのだが、せっかくの機会なので行くことに決定。

行って帰ってきての感想は、

行先はどこでも、旅行は楽しい!!

場所はどこでも、母親との思い出ができたことが何よりもうれしかった。

 

萩・津和野ツアーは2泊3日で色々な所を回った。

広島までは、特急と新幹線で移動。

そこからはバスツアーだった。

その行先の一つに吉田松陰が開いていた塾の建物があった。

当時、若かったこともあって、

地味な感じの古い小さな建物に何か心惹かれるものもなかったし、

吉田松陰という人物のことも、

歴史の教科書で教わって記憶の片隅にある程度。

確か、そこでガイドさんが吉田松陰について

説明をしてくださった記憶もあるが、

「歴史上の偉人」ぐらいな感じでかるーく流して聞いていた。

その偉大さに、本当の意味で気が付いていなかったのである。

 

先日、本屋を散策していると、

池田貴将編訳「覚悟の磨き方 超訳吉田松陰サンクチュアリ出版

が目に留まった。

この本ではないかもしれないが、

以前自身の学友でもある心友が、吉田松陰の本から情報提供してくれ、

感銘を受けたことを想い出し、ビビッときた。

読んでみたい!!

お目当ての本にプラスしての購入だった。

 

早速読んでみた。

30歳で亡くなられていらっしゃるということは、

この思想を20代で抱いていたということになる。

驚愕だ。本当にすごい。行動力もすごいが、この思想もすごい。

没後250年以上たった今もこの思想が多くの人の心に響くのは、

本当に納得だ。

もっと早くこの本と出合いたかったと想いもしたが、

その時に、25年前の旅行のことを想い出したのだ。

25年前その聖地を訪れても、ピンとこなかったということは、

恐らく、その時はタイミングではなかったのであろう。

今が自身が吉田松陰とつながるタイミングだったのかもしれない。

 

わくわくする本と出合うのは本当に幸せである。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

2022年12月19日