【社会性を養うためにも自己肯定感は必要】
~昨今の若い人の傾向性~
自身は、昨今の若い人(特に20代前半の人)の転職理由が、
大きく2つあるな~と
自身が実際に目の当たりにしてきた現状や、
インターネットなどから得た情報を基に漠然と考えていたのだが、
その考えに賛同してくれる人もいることが判明。
その方は、20年以上、小中学生を支援する仕事を続けてこられた方。
その方に賛同してもらえたのは、うれしいし、
自身の見立てに対する、自信にも繋がった。
自身が考える若い人の転職理由の
1つ目は、
個性(自分らしさ)が尊重される職場、
自分の強みを発揮できる職場でないと、
その職場への魅力を感じられなかったり、
自分が存在する意義を見い出せなかったりする。
そういう職場でないと、すぐに見切りをつけ、転職する。
優秀な人ほど、見切りをつけるタイミングは早い。
2つ目は、
組織や職場に適応できず、
体調を崩すなどの理由で転職せざるを得なくなる。
という理由だ。
どちらにも共通するのは、
個性(自分らしさ)が尊重される職場、
自分の強みを発揮できる職場でないという理由が
根本としてある。
恐らくだが、今の20代前半の人は(自身の息子もそうだが)
個性を大事にするという教育方針をもとに教育されてきた世代。
従って、
自分らしさを抑圧されたり、
自分らしさを発揮できないと感じた職場には、魅力も感じないし、
個性が尊重されない環境下での耐性ができていないのではないだろうか?
と想うのである。
それが、
さっさと見切りをつけるのか?
体調を崩すのか?
の違いなだけで、根本はどちらも同じなのかもしれないと考察する。
では、個性が尊重されない環境下での耐性を養うには何が必要なのであろうか?
それが自己肯定感なのである。
例えば、上司から上司だからという理由だけで、
ただ、「これやっといて!」という仕事の与えられ方をしたとする。
何でその仕事をしなければならないのか理由もわからないし、
こっちだって、別な仕事を抱えているし、
そもそもこの仕事、自分の仕事か?!!!
やる価値あるのか?!!!など、
納得感を得られないまま、
上司から与えられた仕事だからという理由だけで、
有無を言わさず「やらさせている感」でやっていたら辛いであろう。
このやるせない気持ちを分かってあげられるのだれだろうか?
自分だ。自分がこの気持ちに気付き、受け入れる(自己受容する)からこそ、
自分にとって、ベターな選択ができるのではないか?
この場合だったら、
あまりに理不尽だから、「できない」と伝えてみよう
でもいいし、
今回は様子をみて、次また同じようなことがあったら何か対策を考えよう
でもいいし、
誰かに相談してみよう
でもいいだろう。
少なくとも、我慢する(自分を抑圧する)という
選択をしなくてすむ可能性は高い。
例えば、職場の中で「こんなことやってみたい!」
「こうしたらもっと、いい仕事ができるのではないか!」
などアイデアや要望があったとしよう。
それを、発信していくことは勇気がいる。
だから、本心を隠し、周囲と同調する(自分を抑圧する)ことを
していることってないだろうか?
もし、自己肯定感の要素の一つである自己信頼が高ければ、
「こんなことやってみたい!」を言える勇気も持てるだろうし、
言ってみて、もしダメだったとしても、
自分だけは自分のその行為を肯定できる力を持っていたら、
そこでめげずに、また別な提案をしてくことも可能だ。
俗に言うブラック企業では、なかなか難しいかもしれないが、
自己肯定感を持っていれば、どこの会社に行っても、
自分らしさを守りながら、または、発揮しながら、
働くことは可能であると考える。
最後までお読みいただきありがとうございます。
2022年12月9日