【鉛のような体の重さは何だったのか?】
自己肯定感を高めるメリット№4 ~心身に余裕が出る①~
自身は30代半ば~40代前半まで、
精神科に通院していた。
うつ状態の再発だった。
20代の頃1度うつになった時は、
働けなくなるまで我慢してしまい、
診断書を貰って1か月会社を病欠した。
その苦い経験から、2回目のうつの時は、
それより少し前の段階で精神科の門をたたいたが、
逆流性食道炎も併発するなど、
それでもかなり心身ともにへとへとの所まで来ていた。
従って、その時勤めていたパートをやめ、
ちょっとだけ休養期間を挟み、すぐに新しいパートに行き出した。
20代の時に味わったうつの時よりは症状が軽かったため、
月に1度の通院でよかったし、
(調子が悪い時は間に診察を入れてもらうこともあったが・・・)
かろうじて、働くことも出来ていた。
しかし、「心身ともに健全だ。」と想えるまでに回復した、
今の自身の健康状態を基準として、当時の自身を振り返ると、
「症状が軽かった」と想っていたのは、
かなりの誤差があったんだと想うのである。
確かに、うつが酷い時に起こりやすい、
「過呼吸」や「不安で不安でいてもたってもいられなくなる」
というような症状自体は1度目のうつの時より少なかった気がする。
だから、薬も少なかったし、病院を訪れる頻度も少なくて良かったのだろう。
しかし、「健全」という言葉からは、かなりかけ離れた体調の悪さだったんだと、
「健全」を取り戻した今だからこそわかる。
とにかく、精神科に通院していた30代半ば~40代前半までは、
体が重くて重くて辛かった。
ここでは、体重の重さを言っているわけではない。(当時の体重は40キロ前後)
とにかく、朝起きた時点で、重力に逆らえないような、
自分の体が鉛のような何とも表現しがたい重さがあるのだ。
それが毎日だったから、それが当たり前のようにもなっていたし、
「きっと年齢のせい」だとか、
「きっと私だけじゃない。年を取れば誰だって多かれ少なかれ感じているはず。
表に出さずに頑張っているんだ。」
とか思っていた。
しかしその考えは間違っていた。
50歳を迎えた今の方が、
はるかにはるかに体が軽いし、(当時より体重は増えたが(笑))
実際フットワークも軽い。
何故だろう?
心の重さが、体の重さに比例していたのだ。
病は気から
とか
心と体は繋がっている
とか
昔から言われているし、
万国共通で言われていることでもあるが、
これが、原理原則なんだなということを、
身を持って証明した気がする。
ここまで苦しい思いをしなきゃわからない自分が、
ストイックすぎて「あほやん」とちょっと滑稽に想えてくる。(笑)
最後までお読みいただきありがとうございます。
2022年9月11日