【今更の「逃げるは恥だが役に立つ」】
【今更の「逃げるは恥だが役に立つ」】
今更だが2016年に高視聴率を得て話題となった連続ドラマ
「逃げるは恥だが役に立つ」を連続して観た。
韓国の連続ドラマをたて続けに観た後、
日本の連続ドラマを観ると、なんかほっとする。
やはり一番は、言語が日本語なこと。
そして、日本に住んでいるので、
もともとのドラマの背景にある、
日本の慣習や、日本人にありがちな言動、考え方、を
踏まえたうえで観られるのもその要因の一つなのかもしれない。
もう一つ日本のドラマのメリットはお得感。
45分×11話なので、韓国ドラマの60分×16話よりかなり短め。
話の展開がスピーディーで、且つ、
この「逃げ恥じ」に至っては、
主人公の、恋愛観や結婚観という主のテーマ以外にも、
年齢や、女性の働き方、家族の在り方、性別、帰国子女のことなども、
ドラマの端々に盛り込まれていて、
いろいろな気付きや学びを得られた。
スピーディーな展開の中にも、
様々な気付き、学び、考えるきっかけ、共感、感動を得られ、
自身が得たかったものがギューッと詰まった作品であった。
(もちろん、韓国ドラマの60分×16話のメリットもある。
長時間その作品に触れていると、物語に入り込む度合いが強くなる。
それにより、主人公との心の距離が近くなり、より、深い感動が得られる。)
1972年生まれの自身は、
結婚したら女が家事をやるのが当たり前、
という考え方がまだまだ強い時期に結婚した。
この考え方に疑問、不平等さ、違和感、理不尽さ
を感じながらも、
おおむねの家事は、ほぼ自身がやっていた。
(自分が食べた食器だけは自分で洗って!
というルールを習慣化したのが、
自身の中で一番頑張ったことだった。)
そして、夫と喧嘩などしたときよく想っていたのが、
「外で働いてお金を稼いでくる方が偉いのか?!!
主婦だって、お金にならないだけで、結構働いている。
その労働力をお金に換算したら、いくらか知ってる!!
あなたに、そのお金、私に支払える?!!」
何故、「逃げ恥じ」がヒットしたのか?
恐らくだが、私のような不満を抱いていた人の心に
ヒットしたのではないか?!!
そして、そのような不満を抱いていた人が、
多かったのではないか?と。
ドラマだから客観視できることで気付いたのだが、
夫が、家事や育児にお金を支払えないのを分かっているし、
自分だって、自分の意志で結婚したのだから、
家事や育児をやりたくないわけではない。
何が欲しかったのか?
気持ちだ。ありがとうとか、よくやってくれてたすかるよとか、
家のことやってくれる人がいるから自分も安心して外で働けるよとか、
そういった言葉が欲しかったのだ。
家事や育児を女がするのが当たり前みたいな態度に不満だったのだ。
当たり前と想っていたかどうかは不明だが、
言葉が無いとわからない。
やはり、感謝を言葉にするのは大切だな~と改めて感じたのである。
今更だが・・・
それはお互いだったかもしれない。
最後までお読みいただきありがとうございます。
2022年2022年8月21日