【自分にはいろいろな自分がいる】
【自分にはいろいろな自分がいる】
3~4年前であったであろうか?
私はマイメンターから、こんな宿題を出された。
宿題を出された経緯は覚えていないのだが、
「私から何をキャッチして、どの様な影響を受けて、どうなったか?
を30個挙げてノートに書いてみて」と・・・。
確か、休日2~3日を使い、寝ているときと家事をしている以外は
ほぼそれに向き合い、その宿題をやり遂げた記憶がある。
今、手元にその時の宿題を書いたノートがあるのだが、
B5のノート11ページに渡りびっしりその宿題の答えが書かれている。
久々にそのノートを手に取った。
何故か?
今、マイメンターに勧められて読んでいる本
私とは何か「個人」から「分人」へ 講談社現代新書
を読んでいて、
マイメンターも同じようなことおっしゃっていたよな~。
あの言葉で救われたよな~。
あの宿題のノートにどんな影響を受けたか?
書いてあったっけ?と
ふと、あのノートの存在が気になった。
22番目に書いてあった。
「自分にはいろんな自分がいる」
このマイメンターの概念が、
非常に、平野さんがおっしゃる「分人」という概念に似ていた。
平野さんは本の中で、
「人格は一つしかない」、「本当の自分はただ一つ」という考え方は、
人に不毛な苦しみを強いるものである。
とあるが、
まさに自身はこの不毛な苦しみを強いられていて、
マイメンターの「自分にはいろんな自分がいる」
という概念を聞き入れたことによって、
この不毛な苦しみから解放されたのである。
当時の自身のノートにこう書かれている。
「自分にはいろんな自分がいる」という概念を学んで、色々な自分がいていいんだ、意地悪な自分。最低な自分。いていいんだ~。とすごくほっとした。何故なら、自分はいろんな自分がいて異常なのではないかと想っていたからだ。マイメンターとであう前の心がすさんであれていた時期、負の感情に覆いつくされた最低最悪な自分だった。
そんな自分の存在があることは知っていた。かと想うと、バカが付くほど誠実で真面目で純粋な自分の存在も確かにある。その存在もわかっていた。しかしそのギャップがあまりにも大きく、多重人格なのではないか?と悩んでいた時期もあった。そして、最低最悪な自分は排除したいと想っていた。でも、最低最悪の自分を排除するのではなく表出させないように、そこにチャンネルを合わせないようにすればいいということを知った。例えば、思いやりのある自分を表出させたければ、そういう心の状態をつくるために、付き合う人を選んだり、環境を整えたりして、「思いやり」にチャンネルを合わせればいい。逆に表出させたくない自分がいたらそこにチャンネルを合わせなければいいんだ。この理論を知れたことは本当にありがたかった。自分は異常じゃない。酷い自分がいてもいい。表出させないためにチャンネルを合わせなければいい。そう想えただけで心がものすごく軽くなった。今は、清々しい自分で在りたいため、そこにチャンネルが合うように意識して、生活や環境を整えるよう努めている、少しづつだが変化は実感できている。うれしい。
「分人」という言葉は造語だが、
マイメンターの「自分にはいろんな自分がいる」という概念を、
わかりやすく表現してくれた言葉だな~
と自身は感じる。
この本を読んで「分人」という概念を知ってほしい。
私にはこの本の帯に書かれている
<本当の自分>は一つじゃない!
恋愛・職場・家族・・・
人間関係に悩むすべての人へ
ということが理解できる。
なぜなら、<本当の自分>は一つじゃない!
➡【自分にはいろいろな自分がいる】
という概念を取り入れたことで、
人間関係の悩みがかなり減ったことを実感しているから。
最後までお読み頂いてありがとうございます。
2022年7月24日