【口で言うのとは裏腹に】
【口で言うのとは裏腹に】
週末恒例となっている、実家に顔を出すこと。
いつもは、日曜の夜に行くことが多いのだが、
今回は、気の赴くまま行動をとり、
日曜日の昼食時間帯に行くこととなった。
余談だが、お昼まで何をしていたかと言うと、
ネット検索していたら、
偶然、ジェラート(←私のソウルフード)が食べられるカフェを発見。
自宅からも実家からもまあまあ近い所にあり、
しかも日曜日は朝8時から営業しているとのことで行ってみた。
そこでまったりしていたのである。
実家に行くと、予想通り食事中だった。
しかし、母はパジャマ姿だ。
年金生活とはいえ、規則正しい生活を送っている父母。
昼までパジャマ姿なんてことは普段無い。
「お母さん。具合悪いの?」
「昨日の夜お腹痛くて眠れなくて、さっきまで寝ていたんだよ~」
「お父さんのお昼ごはんと想って起きてきた」と・・・。
母は昔からそういう人だ。
自分が具合が悪くても、
必ず家族のために食事の準備だけはやりに起きてくる。
父は、ほとんど台所には立たないし、
母が具合が悪いなら、
買い置きのインスタントのものや、
パンでいいか~くらいに考える人で、
自分で準備をしようというする気はない。
そんな父に母は不満があり、
まともなものを食べさせたい!と想って起きてくるのだ。
そして、体調が悪くて不機嫌ということもあり、
食事に無頓着な父に愚痴を言う。
今まで溜まっていたであろう不満もプラスしてだ。
最初は穏やかに聴いている父も、
だんだんそんな母に反論する。
そのやりとりを、その脇で聞いている私。
以前の私だったら、また始まった~とイライラしていたのだが、
今回は、午前中のまったりタイムで自身の状態が良かったこともあったし、
何より、前回の一般社団法人MindLaboの勉強会で、
マイメンターから教えていただいたセルフトークが役に立った。
「どうして、母に不満があるのだろう?」
この質問の答えはすぐに出た。
「愛」だ。
お互いがお互いのことを想っているからこそ、
不満が出てたり、思いやりに応えてるつもりでも、
それが伝わっていない苛立ちが、
怒りとなって表出している、そんな感じだった。
いつもだったら、その苛立ちの渦の中に自分も入って行ってしまい、
自分も一緒になってイライラしてしまっていたのだが、
今回は、一歩引いたところから、自分の意見を言うことができた。
私にとっては、どっちも大切な人だし、
どっちの気持ちも、言い分もわかるから、
どっちの肩も両方同じくらい持つのは大変だった💦
言っている言葉にとらわれすぎず、
相手の言動の理由を考える。
そのための質問を1つ自分に投げかけるだけで、
冷静でいられる。
その人の内面にある愛に触れることができ、
あったかい気持ちにすらなる。
日常にある、些細なできごとからの、
貴重な体験だった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
2022年4月10日