【やさしくなくったっていいんだよ】
【やさしくなくったっていいんだよ】
私は同僚のあい(←仮名)さんが好きだ。
(あいさんは私の子供ほど年が離れている人)
とにかく優しいし、
細かい所にまで気を使ってくれる人だ。
先日も、知らなかったとはいえ、
ちょっとデリカシーの無いことを、
AIさんに向かっていってしまったのだが、
「ごめんね。ごめんね。」と焦りまくる私に、
「そんなこと全然気にしないでください。」
と穏やかに対応してくださった。
そんなAIさんが体調を崩された。
どうも、免疫力が下がっているらしい。
本当に素人考えだが、
大きな原因の1つは
「ストレス」だよな~と想った。
そんな、あいさんにこう言いたい。
「優しくなくたっていいから、
優しくないあいさんをみたって嫌いになんてならないから、
逆に、優しくないあいさんも見てみたいから、
ストレスためないで!早く良くなって!」と・・・。
心の中で、こう叫んでいる自分にハッとした。
これもしかしらた、自分に対しても言ってることじゃない?と・・・。
この、問いが頭に浮かんだすぐあと、
幼い頃の記憶がよみがえる。
多分私が、小学校低学年くらいの時のことだと想う。
母から以下のようなエピソードを聞かされて、
「お前は、意地悪だった。」と言われた記憶だ。
そのエピソードとは、
私が、3~4歳の時、
近所に住む年下のたまちゃんが、
私のところに「あそぼ~」と来たのを、
「あそぶくないね~(←あそびたくないという意味)」と
追い返した。というもの。
私の記憶には全く残っていないエピソードなのだが、
母に「意地悪だった」と言われたことで、
このエピソードが脳裏に焼き付いている。
どれぐらいの頻度で、
このエピソードのことを想い出すか意識したことはないが、
40年以上忘れていないということは、
相当、「意地悪だった」の一言が心に刺さっているのだと想う。
この「意地悪だった」という母の一言。
恐らく母は何気に言ったことだと想うし、
私を全否定するつもりで言った言葉でもないと想う。
単に、その場面では意地悪だったと言っただけなのかもしれない。
しかし、幼かった私は、
「私は意地悪な人なんだ」と思い込み、
「優しい人でなければいけない」という思い込みにも、
繋がっていったのではないかと、
今更ながらに推測する。
しかし、自己受容の大切さを学んだことで、
自分のネガティブな部分も受け入れられるようになってきた今、
優しくなくったっていい、
優しくなくたって嫌いになんかならないって
想えるようになってきたんじゃないかな。
自分のことも、他人のことも。
最後までお読みいただきありがとうございます。
2022年2月21日