【優劣をつけていることに優劣をつける】
私は、優越感を抱く自分が非常に嫌いだ。
何故、優越感を抱いてしまうのか?
そのメカニズムは、
劣等感を抱くと優越感が生まれる。
ということだ。
その事実を知った時、
不器用な自分、
やることが遅い自分に
劣等感を抱くことを本気でやめようと思った。
そして、毎日、アファメーション効果を期待して、
「できるできないに優劣はない。早い遅いに優劣はない。」
と心の中で言うようにしている。
そのかいあって、以前よりだいぶ、
劣等感を抱くことが減った。
抱いたとしても気が付いて、
「できるできないに優劣はない。ただ経験しているだけ。」
と自分に言いきかせ、抱いた劣等感を手放せるようになってきた。
「自分、物事に優劣をつけなくなってきたな!」とうれしく想っていた。
そんな矢先、優劣をつけていることに優劣をつけている自分に気が付く・・・。
そのきっかけとなったのは、
「人は、なぜ他人を許せないのか?」(㈱アスコム)
という本に書かれていたことだ。
その内容を要約すると、
「人間の脳は誰かと対立することが自然であり、対立するようにできている。
どちらが上とか下とか考えてしまうのは自然なことだからある程度は仕方がない。」
ということが書かれていた。
それを読んだとき、
「へー。脳科学的に仕方のないことなんだ~。」
と感心している自分。
それと同時に、
「待てよ!!仕方のない事なのに、
優劣をつけて人と接する人は悪い。(劣っている)
優劣をつけずフラットな対応をする人は良い。(素晴らしい!)
って想っていないか?私。」
という問いが湧き上がる。
答えはYESだ。
優劣主義かそうでないかに優劣をつけている自分💦
優劣をつけてしまうのはある意味仕方のない事。
だからといって、
自分にも他人にも優劣をつけることは自分にとっては辛い。
著者はこうも言っている。
『他人を「愚か」あるいは「優れている」と捉えようとすることは、異なっていて当たり前の他人に対して、自らの基準を無理に当てはまているだけに過ぎません。(中略)誰かをバカだとか、頭が良いなどと定義しようとすること自体、意味をなさないのです。』と。
おっしゃる通り!そう、意味のない事だよな!
意味のない事(理でないこと)に
エネルギーを使うのはもったいないな。
最後までお読みいただきありがとうございます。
2022年2月2日