【チャンスの種をまく】
【チャンスの種をまく】
うつがひどかった頃は、
人に何かを与えるなんて余裕はなかった。
頼られたり、頼まれたりするのが面倒で、
そんなこと自分でやって!!
余計な仕事増やさないで!!
と内心ではイライラしていることが多かった。
もちろん、
家事や育児やPTAや地区の役員など、
役割として与えられていることに関してはやっていた。
だから、物理的には(目に見えることは)
与えていたことになるのだが、
プラスな気持ちであるとか、
真心といったものはそこにあまり含まれていなかったように想う。
心身ともに余裕がなく、
人から非難されたり、文句を言われないように、
必要最低限のことをすることに精一杯だったからだ。
しかし、今は、違う。
自分を大事にすると決めたことで、
徐々に徐々に、自分が満たされ、
満たされたことによって、
そのエネルギーを周囲に分け与えたいという余裕が出てきた。
誰かの役に立ちたいと想う気持ちで、
動くことが多くなった。
しかし、誰かの役に立ちたい!!という想いが、
空回りしているというか、
言ってるわりには、誰かの役にあんまり立ってないような、
不完全燃焼な感覚がある。
40歳前半まで、誰かの役に立ちたい!!というスタンスで、
生きてこなかったんだから、
(そういう想いはあったがそんな余裕がなかったから)
そううまくできるものではないのかもしれない。
しかし、そんな自分でも、手ごたえを感じていることもある。
そんなに大きな頼まれごとをされるわけではないが、
ちょっとした質問や困りごとを
私に聞いてきてくれる人が気付くと増えてきている。
その要因は、たとえ小さい事でも、ちゃんと聴いて答えたり、
自分が答えられないことは、
自分も一緒に調べたり、この人に聴けばわかるかも。と、
解決策を考えるなど、誠意のある行動をしていること。
そして、最近これいいな!と想っている行動。
相手が頼ってくるか頼ってこないかは別として、
私は、こういう協力ができる!
という意志表示をとりあえずしておくこと。
昨日も、
「そういえばこの間、これなら出来るって言ってたよね。
ちょっとやってもらおうかな。」とデータ管理を任された。
その人が抱えている仕事が明らかに多そうだったので、
その負担を軽減する目的で伝えた言葉だった。
先に手を出すことも可能ではあるが、
手を先に出すと、ただのおせっかいで、
ありがた迷惑になってしまうことがある。
しかし、相手が頼んできてくれれば、
心置きなくその人の役に立てる。
先日も、職場の先輩が、
「上司が急に休むことになっちゃって、
この仕事できなくなっちゃったんだよね。
この間の会議で、協力してもいいって言ってたよね。
協力してもらえる?」
と頼ってきてくれた。
人数が足りてるから、今回は協力しなくていいと、
1度は断られた仕事だ。
ひょんなことで、誰かの役に立てるチャンスがくる。
でも、意思表示してなければ、そのチャンスも来ない。
いつも読んで頂いてありがとうございます。
2022年1月14日