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【本の紹介】

【本の紹介】

お正月休みに読もう!!

と想い購入した本。

榎本博明著「自己肯定感という呪縛」

非常に興味深い。

心理学博士である著者は、

上辺だけの自己肯定感を維持する風潮がある現在の社会に対して

警鐘を鳴らしている。

 

私が、この本を買ったきっかけは、

たまたま、何か別なものを調べていて、

触れた記事にこの本が紹介されており、

「真の自己肯定感」というフレーズにピンと

来たことだった。

 

まだ最後まで読んでいないのだが、

自身の経験を照らし合わせ、

あーなるほどと、

腑に落ちることがたくさん書かれている。

 

まず、第一章で、自己肯定感について著者はこう述べている。

『生まれ落ちた文化のもとで生き抜く力をつけていくことによって得られるのが自己肯定感です。つまり、自己肯定感が高いということは、「適応力があること」を意味し、自信をもって社会に向かっていけることにつながります。逆に、自己肯定感が低い場合は、社会への適応力に自信がないため、自信をもって社会に出ていきにくい、いわば引きこもり気味の心理状態に陥ることが予想されます。』

 

まさに、自身のビフォーアフターが書かれている文章だった。

自己否定の塊だった頃の私は、

自分に自信がなかったため、

とにかく人づきあいが億劫で、苦手だった。

パートに出たり、PTA活動や、

子供がやっていたスポーツチームの保護者会に参加はしていたが、

心理状態はまさに引きこもり。

必要最小限の付き合いや、参加にとどめていた。

プライベートで敢えて自ら、誰かと交流を持つことはなかった。

自己肯定感が低かったゆえの行動だったのであろう。

と言うことがまさに上記文章に書かれている。

 

逆に、現在、100%の自信があるわけではないが(不安もあるが)

自信をもって社会に向かっていくことができている自分を実感している。

それは、自己肯定感が育まれた結果であるのだろうということを、

この文章で改めて悟った。

 

著者が言う、「真の自己肯定感」を育むには、

向上心がキーワードで、

『向上心をもつ自分、成長しつつある自分を感じることができれば、自己肯定感は高まっていくはずです。それにより、気持ちが前向きになり、なかなか思うようにいかない厳しい現実に直面しても、進むべき道を力強く切り開き、困難を乗り越えていく気力が湧いてきます。それがさらなる自己肯定感の高まりに繋がっていくのです。』

とも述べている。

自己否定の塊だった自身が、歩んできたプロセスが書かれた文章だ。

 

本質を突いたこの本にわっくわくだ。

自己肯定感についてより学びを深めたい。

そう想える一冊だ。

 

いつも読んで頂いてありがとうございます。

 

2022年1月4日