【冬至を迎え、次のステージが見えてきた】
【冬至を迎え、次のステージが見えてきた】
会社のお昼休憩中、実家の母親から電話が入る。
「お父さん、昨日の夜くらいから急に膝が痛いと言い出して、
今朝タクシーで病院に行ったんだよー。
痛い方の足をついて歩けないんだよね。
お正月の温泉もキャンセルしてもらわないと
いけなくなるかもしれないよー。」
「えー。お父さん大丈夫?!
んー。とりあえず入院にはならなかったみたい。
今日ちょうど透析の日でもあったから、
透析やったら、夕方くらいには家に帰ってくるって」
と・・・。
そんな会話をする中で、
「最近お父さん機嫌が悪くてね。
昨日も、たわいもないことから、口論になってね。」
なんて話を母親がしてきた。
母親は自分のことは言っていなかったが、
恐らく母親も、良い精神状態ではないのだろうな。
と感じた。
少なくとも、ご機嫌ではないのは確かだ。
「私が、実家に行くときはそんなに険悪な感じないじゃん。」
そう伝えると、
「お前や孫が来ている時は機嫌いいのよ~」と。
ここ10日間ほど実家に顔を出していなかった私。
「今日、仕事終わったら、そっちに行くね。
お父さん心配だし、
お正月の温泉もキャンセルするかどうか
話し合わなきゃいけないしね。」と言って電話を切る。
仕事を終え実家へ向かう。
父親がこたつに座っていた。
非常に元気そうだった。
「お父さん痛みは大丈夫?」
「脚を動かさないときは痛みが無いから大丈夫。
歩いたり、ちょっと動かすと痛いから、
できるだけ、座ったら座ったまま、
寝たら寝たままの状態でいるけどね。」と。
食欲もあるみたいで、ひとまずほっとした。
お医者さんからは、2~3日様子を見て、
改善されなければもう一度、
受診してくださいとのことだったらしい。
「お正月の温泉どうする?
今ならキャンセル料かからないと思うよ。」
「大丈夫だよ。それまでには良くなってるから。」と父。
何の根拠もないのに自信満々にそう答える父。
きっと、私と、父、母、3人で予定している温泉1泊旅行を、
とっても楽しみにしてくれているんだろうな。
そんな想いが伝わってきた。
今日は冬至。
スピリチュアル的には、今年の冬至は特に大切なのだそうだ。
何故、宙はこの大切とされる日に、
実家に足を運ばせるような出来事を起こしてくださったのか?
そう考えた時に、
私は、私の存在だけで、
両親の心を明るくする、
両親の生活に光をともす存在なんだ。
ということを感じさせてもらうためだったのではないかと考えた。
母親が電話で話していたような、
暗ーい雰囲気は、父、母からはほとんど感じない。
母親が言っているように、
私が来るだけで明るくなるらしい。
特に何もしてないのに。
たわいもない話をするぐらいなのに。
今年1年「自分で自分を満たす」と言うことに重きを置いてきた。
そして自分が満たされてきたから、
家族を満たすこともできるようになってきたのかもしれない。
そう考えた時、以前読んだマツダミヒロさんの本に書かれていた、
シャンパンタワーの法則を想い出す。
以下、「質問は人生を変える」より。
・一番上のグラスを自分
・2段目のグラスを家族
・3段目のグラスを仕事のスタッフや友達
・4段目のグラスをお客様
・5段目のグラスを社会や地域の人々
と見立てた時、
「あなたは、どのグラスから、シャンパンという名の愛とエネルギーを注いでいるでしょうか?家族のため、スタッフのため、お客様のためにと、愛とエネルギーを注いでいる人は多いことでしょう。でも、全てのグラスにシャンパンを注ごうと思ったら?
そう、一番上、つまり、まずは自分自身に注ぐことが大事なのです。自分に注いであふれたエネルギーが次の段へとあふれていくことこそが、美しくエネルギーが行きわたる形なのです。」
今年は自分を満たすことができた。
そして、次のステージ
家族を満たす
というステージへと着実に進んでいる。
そんな実感を得るための出来事だったのかもしれない。
そんな2021年の冬至であった。
2021年12月22日