【何故、うつ病が再発したのか?】
【何故、うつ病が再発したのか?】
私は、20代前半の2年程と
30代中旬から40代前半までの7~8年、
2回のうつ病を経験した。
うつ病は非常に辛い。
今の心身ともに健全な自分を基準として、
当時の自分を振り返ると、
あれでよく生きてたなーと、
死ななくて良かったなーと、
よく耐えてくれたなーと想う。
今、生きていることが本当にありがたく想う。
私が、2回目のうつ病を発症した時、
育児、家事、パート、PTA、
地区の役員と色々重なっていた。
それは、他のお母さんも似たようなものだ。
そういう環境に適応できないのは、
自分の心が弱いから、
神経質な性格だからと想っていた。
だから、忙しい環境の中、
心が耐えられなくなって、再発したんだと想っていた。
確かに、それも原因の一つかもしれないが、
誰しも、弱い自分は自分の中に存在するし、
神経質な人が全てうつ病になっていたら、
世の中うつ病の人だらけになってしまう。
これが根本原因ではないというのは、
今、冷静に考えるとわかる。
じゃあ、私がうつ病になった根本原因とは何か?
自己否定だ。
そして、うつ病を再発した原因は何か?
1回目のうつ病になった時、又は回復した時、
うつ病という苦い経験を、
学びに変えるということができなかったからだ。
自分の内側にある自己否定という
根本原因に気付けなかったことだ。
1回目のうつ病は、仕事が辛いのに、
辛いということを発信せず、
ストレスを抱えたまま頑張りすぎてしまったから、
プラス、上記に書いた通り、
自分の性格的要素が加わって
うつ病になったと想っていた。
1回目のうつ病が治ったのは、
まずは休養。1カ月会社を病欠させてもらった。
そして、職場復帰後は、職種を変えてもらった。
仕事のストレスが軽減されたため、
「結婚」という明るい未来の方に、
気持ちが向き、回復していった。
今振り返ると、休養、通院、職場環境の改善は
全て対処療法である。
もちろん、病を発症してしまった以上、
上記のことは必要だ。優先的に行う必要がある。
しかし、それはあくまでも対処療法であって、
根本原因を改善しない限り、
また、なにか環境が変化したり、
大変なことが起きたりすると、
再発してしまう可能性は極めて高くなる。
私が、再発した理由はそこだ。
全てのうつ病が、自己否定が原因だとは言わない。
しかし、「原因の一つに自己否定は無いかな?」
という問いを自分自身に投げかけてみてほしい。
2021年10月2日