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【受け取る力】

【受け取る力】

Sさんとある有名な自己啓発本についての話に

なった時、Sさんがこんなことをおっしゃっていた。

「自分の友人の話なんですけどね。

学校の課題図書として、

話題の自己啓発本を読んだのだそうですけど、

何で見ず知らずの著者から、

諭されなければいけないんだ。

全然自分には入ってこない。受け取れない。

って言ってたんですよね~。」と。

自身は、その自己啓発本を読んで、

非常に感銘を受け、

自分の人生のバイブルの一つともなっているため、

へ~。世の中にはそんな人もいるんだ!!

とSさんの友人に対して驚きを隠せなかった。

そんな私のリアクションを観てSさん。

「世の中には自己啓発系の本、

好きじゃない人いますからね~。」

と付け加えた。

 

その言葉でふと、過去の自分を想いだした。

私も、自己啓発系の本が好きでない時期があった。

自己否定が強かった頃の自分だ。

自己啓発系の本を読むと、

自分全然ダメじゃん、

もっとこうならなきゃいけないのに、

できてないじゃん。

そんな、焦りと不安が募ってきて、

先に読み進むことができないのだ。

べつに著者は、こうあるべきだとか、

こうしなさいと強要しているわけではないのに、

自分が勝手にそう捉えて

あるべき姿とはほど遠い自分に

焦りと不安を募らせていたのだ。

 

よーく考えると、読書に限らず、

世間から入ってくる情報や

人から言われた言葉に対しても、

上記のような捉え方、

感じ方をしていた気がする。

 

自己否定が強いと、

何でも否定的に捉えてしまう。

何でも否定的に捉えてしまっていることにも

気付けていない。

それがまた自己否定に拍車をかける。

過去の、自己否定マインドが強かった

自身をそう解析する。

 

その証拠と言っては何だが、

自分を大事にすると決意し、

少しづつ、自己肯定感を高めてきた結果、

自己啓発本を読めなかった時期があったことすら忘れるくらい、

肯定的に物事を捉えられるようになり、

それをさらなる自己成長に活用できるようになってきた

自分がいる。

 

世の中には、いろんなメッセージが溢れている。

それをどう受け取るかは自分のマインド次第だ。

 

ここで誤解のないように言っておかねばならない。

Sさんのご友人のことを私は存じ上げないし、

Sさんのご友人が「自己肯定感低い」ということを言いたいのではない。

(もしかしたらその可能性もあるかもしれないが)

過去の自分を想いだしたきっかけのエピソードとして

Sさんとの会話を使わせてもらっただけである。

単にSさんのご友人は自己啓発本が嫌いであるとか、

自分が選んで読んだ本で無いという理由で、

なんとなく否定的なことを言っただけなのかもしれない。

 

2021年9月29日