【質問のメリット】
【質問のメリット】
「あなたがわくわくすることは何ですか?」
この質問をされた時、
どれぐらい答えが出てくるだろうか?
時間をかければ、
いくつ位挙げられるであろうか?
自己否定の塊だった頃、
特にうつがひどかった頃の私は、
間違えなく、思考がフリーズだ。
「わくわくって何?」
まずはそこから始まったと想う。
当時の私は、心も体も疲弊していた。
何かを観て、心が動く、感動するということが
ほとんど無かったように想う。
花を観てもきれいだなとも想わない。
空を見上げることもしない。
見上げたとしても、空の清々しさが、
太陽の眩しさが、かえって自分を惨めにさせた。
(そんな中でも、
何故か北アルプスだけは
私の心にかすかな感動を与えてくれていた)
そんな当時の自分が
「あなたがわくわくすることは何ですか?」
の質問に答えるのは、
かなりハードルが高かったと想う。
予想だが、当時の私であれば、
子供の頃わくわくしたことは何だっただろうと、
昔の記憶を手繰り寄せ、
時間をかけて考えたとしても
1個~2個がせいぜいだったと想う。
しかし、そんな私が、現在この質問に答えてみると、
まずはすらすら、すらすらと、
5~6個は出てきた。
ちょっと考えて、8~9個になった。
それでも、まだ他にはないかな?とじっくり考えて、
全部で11個出てきた。
質問に答え終わったところで、
この質問に答えるメリットを考えてみた。
①自分に対して新たな、気付きが得られる。
例えば、
答えるとき、わくわくを想いだしながら答えると、
いくつかある答えの中でもわくわく度合いが違うな~、
これが一番わくわく度合いが高いな~ということに改めて気がついたり、
例えば、
わくわくの、ジャンルの傾向性が観えたり。
と言ったことだ。
②ポジティブな感情になれる
考えているだけなのに楽しい。
わくわくを想いだしてわくわくしてくる。
デメリットとすると、
過去の私のように、
答えることが難しい状態の時、
無理に答えようとすると、
苦しくなってしまう可能性もあるということ。
そういう場合は無理をしなくていいと思うが、
メリットがある質問なので、
答えられそうなときに応えてみることをお勧めする。
「わくわくってそもそも何?」という場合は、
心の片隅に、「わくわくって何だろう?」って問いを、
いつも持っているといい。
何故なら、日常で「わくわくする」
ということに意識が行くからだ。
「これがわくわくってことかな?」
最初は半信半疑かもしれない。
問を持ち続けることで、
次第にわかってくる。
そして「わくわく」を
感じられるようになってくる。
自身がそうしてきて実証済みだ。
2021年9月20日