【自分の選択を許す①】

【自分の選択を許す①】

私は、一般社団法人MindLaboで

公認インストラクターをしており、

毎回思うことが、

講師として前に立たせてもらう自分自身が

一番学ばせていただくということだ。

在り方、考え方、自分との向き合い方、

多岐にわたって自身の成長に繋がっている。

本当にありがたい。

7月25日。

自身の登壇が控えている。

毎日少しずつフローやスクリプト作りを行い、

週末、社団内の勉強会で披露し、

企業研修講師を生業としている代表に検証してもらい、

改善を加えていくといった地道な作業を繰り返している。

登壇日から丁度1週間前となる7月18日の勉強会。

あまりにも完成度の低い自分に、

言いようもない焦りと不安を感じている。

感じているのはわかっているのだが、

その焦りと不安が大きすぎて、

自分と向き合いたくない自分がいる。

というか、向き合えない自分がいる。

勉強会は午前中だったため、

勉強会で指摘の入ったフローやスクリプトに

改善を入れる作業を進めなければならない。

その時間をその日の午後作ってもよかったのだが、

その選択はしなかった。

というかできなかった。

登壇前の3日間は連休で練習する時間に余裕がある

という前提があったのも大きいが

とにかく向き合わないという選択をした。

買い物に行ったり、実家に行ったり、

大好きなYouTubeチャンネルを見たり、

いつもより多めにアイスを食べたり、

自分に対して甘々（あまあま）な時間を過ごした。

「夜、ちょっとだけでもフロー進めようかな。」

と最初は想っていたが、

それでも、向き合えない自分がまだいた。

寝不足気味でもあったので、寝ることにした。

ここで気付いたことがある。

以前の自分であれば、

ちゃんと自分と向き合わなきゃダメじゃん！とか

買い物なんかよりフローの方が大事でしょ！とか

心の中で責めていた。

その気持ちが、

全然ないと言ったらうそになるかもしれないが、

自分に対して自分を責めたり、

罪悪感を抱いたりということがほとんどなくなっている。

そんな自分に気が付いた。

フローに対する焦りや不安はあるので、

ベースの気持ちはネガティブなのだが、

自分を責めることに、エネルギーを奪われない分だけは楽だった。

その要因は何だろう。

次回へつづく

2021年7月18日