【課題図書】
【課題図書】
小さいお子さんがいるお母さん、
これからお母さんになるであろう若い女性を対象に、
課題図書を選定している。
私のお勧めは、
心屋仁之助著「お母さんが幸せになる子育て」だ。
私が、この本を購入したのは3年ほど前。
長男高校生、次男中学生の時だった。
「もっと早くこの本と出合いたかった。
そしたらきっと子育てが楽しめただろう。
自分のこと母親失格だなんて責めなかっただろう。」
そんなことを想わせる本だった。
子育て真っ最中の私は、
お母さんはこうあるべき。
子供はこうあるべき。
というような、固定観念が強かった。
だから、自分が理想とする母親像と、
できてない母としての自分を比べては、
自分を責めたり、落ち込んだりしていた。
ちゃんとしてない子供を責めすぎたり、
責めすぎた自分をまた責めたりしていた。
苦しかった。
そんな当時の自分を今だから客観視できるが、
その当時はそんな余裕もなかった。
あの時の自分にこの本を読ませたら、
自分も子供も、
そんなにちゃんとしてなくていいんだ。
そんなにちゃんとできてなくていいんだ。
ほっとして、泣いていたに違いない。
ありのままの自分、
ありのままの子供
を受容する。
この考え方と、やり方を、
楽しみながら学べる。
そんな一冊だ。
久しぶりにこの本を手に取る機会を持ち、
昨日の投稿にも書いた子供との口論を想い出すと、
まだまだ自分にもこの本は必要であるということに気付かされた。
それと同時に、この本は、
子育てに限らず、人を育てることにも役立つし、
自己肯定感を高めることにも役立つ
優れものだとも感じている。
2021年3月5日