【透き通った青い空】
【透き通った青い空】
一昨年訪れた、
スイスの首都ベルンで見た空の色が忘れられない。
その日は、天気が良く、雲一つない晴天だった。
恐らく肉眼ではそれまでに見た経験がないくらい、
青色が濃い空だった。
私は、毎日、あの時のベルンの空の色を想い出して、
「澄み切った青い空がイメージできてますか?」
と自分の心に問いを立てている。
大抵、答えはYESであったり、
はっきりとYESでなくても、
うっすら雲がかかっているくらいだったので、
その問いの答えに対して理由を考えるということは
していなかった。
しかし、昨日は答えがNOだった。
あの青い空が心の中にイメージできない!!
何故だろう?!
理由を考えた。
他責マインドで一日を過ごしたからだった。
私は、ある事柄に対して腹を立てた。
腹を立てているのに、私の中の良い子ちゃんが発動して、
腹立つ~!!を飲み込もうとした。
「感情を押し殺そうとしてはいけない。」
そこは今までの経験から学んだことだったから、
腹立つ~!!を飲み込みはしなかった。
そして、悔しいよね。腹立つよね。と自分自身に声をかけた。
そしたら、私の中に腹立つ原因を他人のせいにしたい気持ちが
満載なことに気付いた。
その時、「自分。器ちっちゃいな~。」と想ったけど、
実際そう想っているんだから仕方がない。
そんな自分も認めてあげたかった。
しかし一日中、そのマインドで過ごすことの代償が
ものすごく大きいことに気が付いた。
そう、「透き通った青い空がイメージできてますか?」の問いが
NOだったからだ。
薄暗い雨雲がどんより覆いかぶさっている気持ちで
一日を過すことの気分の悪さと言ったら・・・(*_*)
さっさと自分の非を認めて、
インサイドアウト的発想に転換する必要があったと反省している。
もちろん、腹立つ出来事に関わっている相手にも非はある。
相手に怒っている自分も存在しているのは確かだ。
そんな自分を認めてあげるまでは良かった。
しかし、自分の中にも非があったことを
認めるまでに時間が掛かり過ぎた。
何故認めるまで時間がかかったか?
自分に対しての悔しさが強かったからだ。
自分に対して悔しくて悔しくて。
自分に非があるのはわかっているのに、
他人のせいにしてまでもそんな自分から逃げたかった。
向き合いたくなかった。
何に悔しかったか?
ここでも「時間管理」が関わってくる。
時間の読みが甘く、イレギュラー対応に時間を費やしていたら、
本来やらなければいけないことが最後までできなかった。
そんな自分に腹を立て、悔しかったのだ。
「時間管理」というテーマに真剣に取り組むよう、
神様からのありがたいメッセージだ。
そんな感謝の気持ちが湧いてきた。
やっといつもの自分に戻れた。
2021年2月26日