【フィードバックは愛】
【フィードバックは愛】
私が小学5,6年生の頃、
当時の担任の先生が言ってくれたことが
ずーっと役に立っていた。
「言ってもらってありがたい」と想いなさいという教えだ。
先生は
「何か人から指摘を受けた時、うるさいなー。ほっといてよー。
と言いたくなる。しかし、よく考えてみなさい。
指摘してくれる人って以外に少ないよ。貴重なんだよ。」
そんな内容のことをおっしゃった。
私はそのとき考えた。確かに先生のおっしゃる通りだった。
私に指摘してくれるなんて、親と先生くらいだなーと。
その教えが何十年も私の心に残っていた。
そのおかげで、何か人から指摘され、
たとえ”かちん”とくることを言われても、
「言ってもらってありがたい」と
一旦は受け止める癖がついた。
一旦受け止めたうえで、受け入れるかどうか決めていた。
しかし、私は一つ大きな間違いをしていた。
それに気付いたのはマイメンターからの指摘だった。
「ちかりん(←私のこと)は私からのフィードバックを
批判された、責められた、否定されたと捉えている」と。
え~。うそでしょ(*_*)
私は「言ってもらってありがたい」というスタンスで
今まで生きてきたのに~。
でもこのマイメンターからの指摘が私に考えるきっかけを与えたくれた。
確かにそうだった。
何か指摘される ➡ 責められた、否定されたととる
➡イラっとする ➡(無意識にそんなに責めないでよと相手を責める)
➡イラっを隠すかのように「言ってもらってありがたい」という言葉に置き換える
言ってもらってありがたいと
「思わなきゃ!」
って思いで受け止めてたではないか!
この「思わなきゃ!」が非常にストレスとなり、
エネルギーを消耗していたのだと想う。
私は、「FB=批判」を「FB=愛」と
自分の内側を書き換えるよう努めた。
毎朝の幸せ体操の時に
「フィードバックは愛」と繰り返して言うことで意識付けすることや、
フィードバックを受けた時の負の感情をちゃんと感じてあげ、
無理矢理、「言ってもらってありがたい」という言葉に変換するのを
やめることを心掛けた。
その結果、「言ってもらってありがたい」という言葉を
意識的に言うことがほとんどなくなった。
何故なら、そんなことを無理して言わなくても、
自然と「言ってもらってありがたい」
気持ちが湧き上がってくるからだ。
恐らく先生が伝えたかったことはこういうことだったのだと想う。
2021年1月9日