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うつからのキセキ☆

【行為は許してはいけない。でも存在は許そう。】

【行為は許してはいけない。でも存在は許そう。】

 

マイメンターとは、2015年3月2日、

県主催の就活セミナーで、

講師と受講生という関係で出会った。

 

私は、

「下の子が中学生になるタイミングで正社員になる!」

と子供が小さいうちから心に決めていた。

そのタイミングだった。

 

就活セミナーでは、

就職面接の受け方、履歴書の書き方、ビジネスマナー、

にプラスしてマインドについても学んだ。

マインドについては、マイメンターが付けたオプションだ。

 

マイメンターは長年、企業研修講師を生業とする中で、

スキル、テクニックも大事だが、

 「マインドセット」が重要であることに気付き、

マインドとコーチングを掛け合わせた、

マインドセットコーチング」を開発した。

その要素を就活セミナーに盛り込んでくれたのだ。

 

私たちは、

心と体はつながっていて、

心の持ちようで物事が左右される。

ということを、多かれ少なかれ皆感じているように思う。

しかし、

心(マインド)の整え方であるとか、

心(マインド)の重要性を、

教えてもらう機会は非常に少ない。

なぜなら、心(マインド)は目に見えないから、

スキル、テクニックのように目に見えるものとは違って、

マニュアル化しづらく、扱いづらいからだ。

目に見えないものを、

論理的に言葉で表現するのは容易ではない。

また、内側を理解していないと表現もしずらい。

 

前置きが長くなったが、

そんな就活セミナーで、

「自分の人生を振り返ることで自分を知り自分を受容する。」

という時間があった。

当時の私は、家事、育児、パートに追われ、

久しぶりに自分と向き合う時間だった。

その中で思い出したことがあった。

 

中学3年生の時のことだ。

ある先生から、

「〇〇についてどう思いますか?」

と指名されたから答えた。

その私の答えに対して

「あなたの考え方は間違っている」と

クラスの全員の前で否定された。

「そんな考え方じゃダメだ」と言われた。

私は、頭が一瞬シーンとなり、目の前が真っ白になり

身震いがするくらい恥ずかしくて恥ずかしくて、、、。

そのことを、あの日以来、誰にも口にしていなかった。

その先生の顔も思い出したくなかった。

 

そのことをマイメンター(当時の就活講師)に

話してみようとなぜか思った。

1か月間の就活セミナーの中で、

マイメンターが個人面談をしてくれる時間があった。

その時、話を聞いてもらった。

マイメンターは、私の肩を持ってくれた。

先生の行為は良くないとはっきり言ってくれた。

私は30年近く、自分は悪い考え方なんだと思っていた。

自分に自信が持てなかった要因の一つにもなっていたと思う。

それを打ち明けられたことですごくすごく気が楽になった。

 

プラスしてこんなアドバイスもくれた。

「その先生の行為は許してはいけない。

でも存在は許しましょう。」と。

そして、

「私はその先生の存在を許しますと、

3回私の前で言ってください。」と。

悔しいのかなんなのか、

なかなか言葉がでなかったが、

3回言ったらなんか本当に許せた気になった。

でも「行為は許さないぞ!!」

 

その経験が、現在に至るまで役立つことが多々あった。

行為と存在がごっちゃになっていた。

「行為は行為」「存在は存在」と

区別できるようになったことで、

気持ちの上で本当に楽になった。

 

自己受容が他者受容につながることはさることながら、

他者受容が自己受容につながることもある。

貴重な気付きだった。

 

2020年11月26日