【自己否定の理由】
【自己否定の理由】
自分の存在を否定するって
苦しくて、辛くて、情けなくって。
こんなに自分にとって
デメリットだらけなのに、
何故、
心も体も病気になるまで
自分を傷つけていたのか?
いつかのセッションで、
マイメンターが私に投げかけた質問。
「メリットってなんだったんでしょうね」
この言葉が、心の片隅で引っかかっていた。
そうだメリットだ。
自己否定することに
何かしらのメリットがあったのではないか?
本来の自分は、
わがままで、とにかく自由でいたい。
こうと決めたことは、押し通したい。
自己主張が激しい。
思い立ったらすぐに行動したい。
しかし、
社会に馴染んでいくためには、
こんな自分の性格がやっかいだった。
次第に、自分を抑え周りに合わせるようになった。
周囲からはみ出さないようにするには、
自分のこの、本来の性格が邪魔だった。
もともとは、ものすごく活発な性格だから、
この活発さを抑えるには、相当なエネルギーが必要だった。
その相当なエネルギーを得るための、
自己否定だったのではないか?
「私なんて。」
この言葉を頭にくっつけ、
できない理由、やれない理由をつくり、
自分の言動を抑制する。
そうすることで、
集団からはみ出さない。
当時の私にとってはこれが
自己否定のメリットだったのではないか?
と仮定してみた。
何となくしっくりくる。
2020年11月2日